きれいな仕上がりのために ― データ作成時「3つの注意点」
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オリジナルグッズを最高の品質でお届けするため、当店ではご入稿データに以下のガイドラインを設けています。
「なぜ必要なのか?」を理由とともにご説明します。
1. 純白(#FFFFFF)の使用は避ける
なぜ? | 理由 |
---|---|
白インクの誤噴射防止 | UVプリンターは #FFFFFF を検知すると広範囲に白版を噴射し、インク溜まりやムラが起こりやすくなります。 |
ゴミが目立つ | 白はチリ・ピンホールが強調されやすく、歩留まりが悪化します。 |
白素材には無意味 | 素材自体が白い場合、白を刷っても視認できません。 |
推奨:#F8F8F8 など「ほぼ白」の淡いグレーを使用してください。
2. 線幅は 0.5 mm(6 px)以上
インクにじみ・断線防止 | 0.2〜0.3 mm の極細線は印刷時に線切れやつぶれが発生しやすい。 |
カット時に消失 | レーザーカットで刃先に「食われ」、仕上がりで見えなくなる場合があります。 |
後加工との相性 | 表面コートや箔押しで埋もれてしまう恐れがあります。 |
3. 透明度は 50%以上
色ムラ防止 | 10〜30% の極薄い網点は粒状や断点になりやすい。 |
インク硬化を安定 | インク量が少ないとUV硬化不足による剥離や色抜けが発生しやすい。 |
適度な透け感 | 50%以上なら透明感を保ちつつ鮮やかに発色できます。 |
まとめ
- 純白は避ける → 白版ムラ・誤噴射を防止
- 線幅 0.5 mm 以上 → 断線・カット欠けを防止
- 透明度 50% 以上 → 色ムラ・インク剥離を防止
この 3 つを守っていただくことで不良率が大幅に下がり、発色も安定します。
デザイン時にぜひご活用ください!
ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、皆さまの作品づくりを全力でサポートいたします。